109.飽咋之宇斯能神
 アキグヒノウシノカミ 

〜スピリチュアルなワクワクを忘れたことによって生まれる飽き、マンネリ、惰性〜
ワクワクという言葉を人間的感情だけで捉えると、深いスピリチュアルな道からは外れてしまいますが、スピリチュアルに的確にワクワクを説明すると、魂の中心からとめどなく沸き上がるスピリチュアルな感情に基づいた高揚感と共にある、確信的充足感への期待を伴った動機と衝動のことです。そして、自己の魂や、スピリチュアルな感性から人生を選んでいくと、ある意味いつもそのようなワクワク感が、どこかに存在しています。このワクワク感が無い状態が飽きやマンネリや惰性という感覚です。このカードが示すカルマは、ワクワクを生きず、飽きやマンネリや惰性をほったらかしにし、スピリチュアルに的確なワクワクを捨ててしまったことによって生まれるカルマです。人は、スピリチュアルな感性に基づいて生きることで、何かの成功を得ます。それは、内的には、深い達成感と内的進化で得たスピリチュアルな到達点であり、外的には、地位や名誉や賞賛となって現われるものです。そして、それを楽しむ期間を過ぎると、自然と次なる成長や進歩や、新たなる成功をワクワクと感じるものなのですが、スピリチュアルな感性を無視して到達した位置や地位や名誉に漫然といるようになると、飽きやマンネリや惰性という感覚に入り、さらに、そこにしがみついてしまうと、ワクワクから生きることなく飽きやマンネリや惰性が人生を支配し始めます。そうすると、真実の自分の才能や力や輝きを、自分や人や宇宙に与えることができなくなります。

自分の人生の中に、到達した位置に満足して、もしくはしがみついてしまって、飽きやマンネリや惰性に浸り込んでしまっている部分を見つけてください。仕事や趣味や人間関係すべてについて見てみましょう。そして、自分の無意識領域の世界のすべての記憶を調べるつもりで、もしわかるならば、自分が過去で飽きやマンネリや惰性に染まり込んでいるとしたら、どんなドラマでそれに浸り込んでいたのだろうと、思い起こしてみましょう。そして、自分の中に、スピリチュアルな感受性のワクワクで創り上げられた光の自己をイメージし、光を強烈に拡大します。時間があれば、それを、一つひとつの関係性を癒すように行なっていきます。たとえば、奥さんや夫や恋人との関係性に、飽きやマンネリや惰性が生まれていたとしたら、それを感じている自分に、スピリチュアルなワクワクの光を入れ、自分で抱きしめて変容させます。この光は無限に供給されますので、必ず変容します。それを、ワクワクを失っている、すべての関係性について行なってみましょう。そして、スピリチュアルな感性に根差したワクワクの光でできた自己を最後に全身に広げましょう。